巨人2軍が19日、イースタン・リーグを2年連続で制した。

 試合には大敗したが、2位の西武が敗れたため、優勝が決まった。この日、胴上げなどは行わず、23日にジャイアンツ球場で予定している。斎藤2軍監督は「良かったと思う。選手がよく頑張ってくれた。ここにいるメンバーが力を付けないと巨人は強くならない」と笑顔で振り返った。

 今季から3軍が新設されたことで、チーム内の競争意識が高まった。1、2軍の入れ替え以外にも2軍で結果を残せない選手は、育成選手中心の3軍に降格することもあった。斎藤2軍監督が2月に決めたスローガン「競争心」を貫いたことが2連覇につながった。同監督は「岡本がけがしたときには(育成の)坂口を4番に座らせた。復帰したから、すぐ4番ということはせず、自分で奪うつもりでやらせた。やってきた効果があった」と手応えを口にした。

 その一方で、若手が1軍定着できなかったことも事実だ。同監督は「1・5軍というレベルは高い。ただ1軍というまではいかなかった。もうひと頑張りしてくれないと」と話した。

 10月1日に宮崎で行われるファーム日本選手権ではウエスタン・リーグで優勝したソフトバンクと対戦する。