中日雄太投手(36)が23日、ナゴヤドームで現役引退会見を行った。

 04年ドラフト4位で入団。09年は本名の「川井進」から「川井雄太」に登録名を変更し開幕から11連勝。日曜の登板が多く「サンデー川井」と呼ばれた。12年には登録名を「雄太」へと2度目の変更。11年のCSファイナルステージでは第4戦に先発し5回1失点(自責点0)で勝利投手。日本シリーズにも登板(1敗)。

 プロ12年目の今季は1軍登板の機会がなかった。「ドラゴンズに入ってからいろんな人に携わり、このままドラゴンズ一筋でこの球団で終わりたいと思った。今年はトライアウトを受けようかと考えた時期もありましたが、やはり一筋で終わりたいとう気持ちが大きかった。ドラゴンズ一筋で終われて幸せです。目立った投手ではなかったですけど、プロ野球に入れたことが誇りです」。プロ通算99試合に登板し28勝31敗、防御率3・44。

 今後については未定だが「これまで教えていただいたことを違うところで生かしていきたい」と明かした。引退試合は本拠地最終戦の25日阪神戦を予定。「12年間やってきたことをそのまま出したい。引退試合というかたちですが、シーズンの中の試合なので、一生懸命投げたい」と話した。