中日は今季のホーム全日程を終えた。その節目で、19年ぶりの最下位が決まる屈辱になった。試合後には1軍全選手、首脳陣に、故障離脱中のキャプテン平田良介外野手(28)を加えてセレモニーに臨んだ。

 佐々木崇夫球団社長(69)と選手会長の大野雄大投手(27)があいさつした。セレモニー中には罵声が飛ぶ場面もあったが、大野がマイクを握るとファンは静まりかえった。

 「多くのご声援に応えられず、4年連続Bクラスという結果になってしまった。来年も応援よろしくお願いしますとは軽々しく言えない。今すべきことは、応援したい、選手と戦いたいと思っていただけるチーム作りをしていくこと。どうしたら強くなるかを考え、必ず強いドラゴンズを取り戻すために精進します。見ていてください」。神妙な表情で決意を語った。