大体大が今夏全国8強の関西国際大に勝ち越し、勝ち点3で首位に立った。

 24日の1回戦で13三振を奪われ、3安打完封された相手エースの上野幸己(4年=福井工大福井)から7回、藤田陵平内野手(3年=高川学園)が逆転2ラン。その裏に3-3の同点にされたが、8回に押し出しで4-3と勝ち越した。

 9回裏に再び追いつかれ、4-4で延長戦に突入。10回に新4番の原浩大捕手(3年=名古屋国際)の2点打で勝ち越し、敵失でさらに1点を追加した。

 プロ注目の151キロ右腕、菅原秀(4年=福井工大福井)が9回裏から救援登板。前日25日の2回戦で138球2失点完投の菅原は10回、3安打を浴びて2点を失うも2死一、二塁のピンチで踏ん張った。

 新4番が決勝打を打つなど起用がはまった中野和彦監督は「なんとか優勝戦線に踏みとどまることができたので、残り2節もしっかり戦いたい」と、3季ぶりのリーグ制覇を目指す。