韓国ロッテグループの裏金疑惑を捜査しているソウル中央地検は26日、横領と背任の疑いでグループ会長の重光昭夫氏(韓国名・辛東彬=61)の逮捕状を請求した。昭夫氏は創業者で千葉ロッテマリーンズオーナー重光武雄氏(同・辛格浩=93)の次男で、球団のオーナー代行。

 ロッテ山室晋也球団社長(56)は、重光オーナー代行の逮捕状が請求されたことによる球団経営への影響を否定した。報道を受け、QVCマリンで取材陣に対応。「今までと同じで、特に(影響は)ないと思う」と話した。球団経営の大半は同社長に託されている。ただ、監督人事など案件によっては、オーナー代行の決裁が必要。今後、逮捕に至れば球団経営に影響が出るのでは、との指摘には、同社長は「球団の親会社は日本のロッテ。球団の取締役には(日本ロッテの)佃社長も入っているので、意思決定は出来る」と答えた。