早大が7-4と逆転勝利を収め、2勝1分けで勝ち点1を挙げた。ルーキー川尻結大捕手(1年=仙台育英)が「8番DH」でスタメン出場し、リーグ戦初本塁打を含む3安打3打点と大活躍を見せた。
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嫌な流れを断ち切ったのは、早大・小宮山悟監督(60)の秘蔵っ子だった。ルーキー川尻が、1本塁打を含む3安打3打点と大仕事をやってのけた。
東大に2回までに3点の先行を許した。4回に1点をかえし、なおも2死二、三塁の好機で迎えた第2打席だ。川尻がセンターへ鮮やかな2点タイムリーで3-3と振り出しに戻した。6回に3点を勝ち越すと、8回にも先頭で川尻がバックスクリーンにリーグ戦初本塁打でダメ押した。「自分のスイングができたので、その結果がいい結果につながったんじゃないかなと思います。入るかなというのは不安でしたけど、自分の中で感覚は良かった。自分自身初めてのホームランだったので、雰囲気をかみしめながら、ふわふわした感じで走っていました」。
東大2回戦を2-2で引き分けた前日19日。試合後の取材で小宮山監督は、今リーグから導入されたDHに「明日は秘密兵器でいきます」と宣言していた。一体誰なのかと気になるスタメンに名を連ねたのが、川尻だった。
ダイヤモンドを1周したルーキーを出迎える指揮官の表情も自然と緩む。采配がズバリ的中だ。普段は辛口なコメントが多い小宮山監督だが、期待のルーキーの活躍に「目の覚めるような当たりを3本。実力を発揮してくれた。バックスクリーンになかなか打てるもんじゃないと思っていましたから、非常にいいホームラン」と絶賛した。
さらに湯浅桜翼内野手(2年)尾形樹人捕手(3年)と仙田育英の先輩、後輩がそろって活躍。これには小宮山監督も「(今日は)仙台育英祭り。試合前に(仙台育英監督の)須江さんに連絡して楽しみにしておいてくださいと言っていたんですが、期待通りの活躍をしてくれた」と口ぶり滑らかに賛辞を贈った。



