ソフトバンクの主将、内川聖一外野手(34)が3安打2打点の活躍で、チームを初戦勝利へと導いた。

 0-2で迎えた初回2死三塁のチャンスで右翼フェンス直撃の適時二塁打。1点差に迫ると、3回2死からロッテ涌井の内角140キロシュートを左翼ホームランテラス席に運び、同点に追いついた。さらに先頭で迎えた8回には中前打で出塁。今宮の左前への決勝2点適時打を演出した。

 「シーズン中はあんな難しい球を打ってスタンドに入ることなんてなかった。打った瞬間、アレって思った。短期決戦は打てるか打てないか、確率は5割。割り切ってやれている」

 14年のCSファイナルステージ第6戦、15年のファイナルステージ第1、2、3戦に続くCS5試合連続の勝利打点は逃したが、頼れる主将の活躍で、CS初戦を手にした。