今秋ドラフト候補の近大・畠世周(せいしゅう)投手(4年=近大福山)が復帰登板を果たした。9月3日同大戦で遊離軟骨による右肘痛を発症し、それ以来の登板。初回は自己最速に2キロ差に迫る150キロを4球マークし、2三振を含む完全投球。4回まで1安打無失点で投げた。

 ただ久しぶりのリーグ戦登板で握力が低下し、5回2死三塁で交代した。畠は「ここまでチームに迷惑をかけたという思いで、初回は飛ばしすぎました。まだ体力が戻っていませんでした」と試合前半での降板を悔やんだ。

 すでに9球団から調査書が届き、この日もネット裏では複数球団が視察。ドラフトを迎える気持ちについて、畠は「果報は寝て待て、の気持ちです。前の夜もぐっすり眠れると思う。むしろ、結果が決まってからの方が眠れないと思います」と運命の日に思いをはせた。