西武岸孝之投手(31)が2日、昨年取得した海外フリーエージェント(FA)権の行使を表明した。

 西武の鈴木本部長は吉報を待つ考えを示した。複数回の話し合いの過程で条件の見直しも行い「自分としては誠意あるオファーをしていると思っている。(再交渉の場は)持ちません。(再度の条件見直しも)ありません。最後まで戻ってくることを願いながら、できるだけ待ちたい」と話した。最終的に現状維持をベースとした最大4年10億円ほどの複数年契約を提示しているとみられる。辻監督は「念じますよ。残ってくれたら、こんなうれしいことはない」と残留を願った。