ソフトバンク森福允彦投手(30)が4日、国内フリーエージェント(FA)権を行使することを表明した。

 この日、ヤフオクドーム内にある球団事務所を訪れ、FA申請書類を提出。ここ2年間は左のワンポイントとしての起用が多く「自分の置かれている立場には満足いっていないので、他球団からどういう評価をして頂いているのか聞いてみたかった」と明かした。

 森福は07年から10年間、ソフトバンクでプレー。「この球団でなかったら今の自分はいないかもしれないし、いろんな先輩、偉大な監督にも出会い、すごく愛着のあるチーム」と話しており、球団側もすでに条件面を提示するなど、思いを伝えている。

 一方で森福は「ここまでやってきた結果のFA。自分が一番輝ける、必要とされる場所でやっていきたい」と、胸中を明かしており、今後は交渉解禁日となる11日を待って他球団からも話を聞き、移籍か残留かの決断を下す。