ソフトバンクから育成ドラフト4位で指名された藤沢翔陵・森山孔介内野手(18)が22日、新入団会見でいきなりプロの洗礼を浴びた。

 ヤフオクドームに隣接するホテルで、支配下4人、育成6人のルーキーの会見が行われた。ドラフト1位の創価大・田中正義投手(22)から1人ずつ、司会者から名前を呼ばれプロフィルを紹介される間に壇上へ向かった。

 8人目に扉の前に森山が立ったが、司会者はなぜか別の選手の名前を呼び、違うプロフィルを紹介。出迎えた工藤監督には「森山です」としっかり自己紹介し握手した。

 森山は「アレッと思いましたが…。実力で名前を覚えてもらえればいい」と苦笑いしながらも、前向きにとらえた。長打力が魅力の右の内野手。「王会長の本塁打数を抜きたいので、記録をつくられた王会長から、ぜひ打撃指導を受けて見たい」と大きな夢を語り、目を輝かせた。

 司会者は「私が間違ってしまったんですが、森山選手のご両親からは『うちの子は持ってるでしょ。これで名前が覚えられるんですから』と言っていただいて」とホッとしていた。