西武の金子一輝内野手(21)が1日、契約更改交渉に臨み、50万円ダウンの年俸550万円でサインした。

 「自分にとって何か武器になるものを、と言われました。今年は2軍でたくさん試合にださせていただいた。試合に出続ける難しさ、調子を整えるために何をすべきかなどを考えられた。すごく勉強になったシーズン」と前向きにとらえた。

 1軍昇格へのカギを「ファームで3割。そこを意識しないと上は見えてこない」と考える。「当てるのはうまい方なので、勝負強さも身につけたい。まだ身体が細いので、オフは今までにないくらいウエートトレーニングをしています。最低でも5キロ以上は体重を増やしたい」と目標設定する。

 VリーグのNECで監督も務めていた元バレーボール選手の父敏和さんも、現役当時は身体が細いことが悩みだったという。「お互いどうすればいいのかと話をしたりもします。オフは実家に帰れば、シーズン中よりも食事を取りやすくもなる。去年は1日8食。シーズン中でも4食以上は食べるようにしてました」。身体のスケールアップを、飛躍につなげる。(金額は推定)