日本学生野球協会が熊本県の表彰選手として選出したソフトバンクのドラフト3位九鬼隆平捕手(18)が17日、熊本県内で行われた表彰伝達式に出席した。

 秀岳館の主将として甲子園春夏連続4強に導いたことが評価された。過去にはプロで活躍した秋山幸二氏、前田智徳氏、吉本亮氏も受賞しており、偉大な先輩たちに肩を並べた九鬼は「今まで素晴らしい選手たちがもらっている名誉ある賞をいただいてうれしい」と、胸を張った。

 九鬼は昨年11月にも、高校日本代表としてU18アジア選手権で優勝したことが評価され、地元・大阪府枚方市の市民スポーツ賞を受賞している。

 この日は新人合同自主トレは休んだが、午後に筑後のファーム施設に戻ると、マシン打撃や捕球の練習を繰り返し、汗を流した。これまでキャッチボール相手を務めていたドラフト1位田中からは「九鬼のありがたさを感じた」と言われ「捕球は野手と同じではダメ。これから、もっと頼まれるくらいになっていきたい」と、捕手としての信頼度アップを誓った。