オリックスの正二塁手、西野が、シーズン失策数の半減を誓った。12日から楽天藤田らと京都市内で行ってきた自主トレを19日に打ち上げた。昨季、リーグワースト2位の17失策だった守備力の向上を目指し、ゴールデングラブ賞3度の名二塁手に弟子入り。体つくりや、捕球などの技術面まで広範囲に指導を受けた。「取れるアウトを取らないと投手に申し訳ない。まずはエラーを半分に減らしたい」と目標を掲げた。

 藤田からは「ボールに向かっていくのではなく、力を抜いて優しく迎え入れてあげること」と確実な捕球の極意を伝えられた。包み込むような捕球術を身につけられるようにと、帆立て貝の形状に似た平たい練習用のオリジナルグラブを貸してもらった。チームを超えた親身な指導に、失策数半減の目標達成で報いる。【堀まどか】