左アキレス腱(けん)断裂からの復帰を目指し高知・安芸の2軍キャンプでリハビリ中の阪神西岡剛内野手(32)が、今日18日に復帰後初めてとなる屋外での打撃練習に臨む。2軍本隊は春野で西武2軍と練習試合。本球場貸し切り状態でマシン打撃を行う予定だ。

 17日の西岡はサブグラウンドでハードルトレーニングや短距離でのダッシュ。ドーム内でキャッチボールとノック、そしてマシン相手に左右両打席でのバッティングを行った。トレーナーによるノックもキャンプイン当初に比べ、前後の動きも加わり、ネットに向かっての軽いジャンピングスローも見せていた。また打撃練習では両打席から左中間方向に鋭い当たりを放つなど、力強い打球も見受けられた。

 掛布2軍監督は「(打撃練習を)外でやるとは聞いた。表情は明るいね。野球の事が出来てきて『これからが苦しむと思う』とも言っていた。そういう段階に来たということ」と復帰への段階を1つ越えたとした。「光は見えている」と1日に話した西岡が、より鮮明な光明を見るべく大きな1歩を踏み出す。【河南真一】