気合は一番入っていたはずだ。昨年11月に左肘の遊離軟骨除去手術を受けた中日小笠原慎之介投手(19)が18日、沖縄・読谷球場のブルペンで手術後初めて捕手を座らせて40球を投じた。

 「立ち投げとは感覚が違うので慣れるのに時間がかかった。腕も振れて良かった」とホッとした表情で振り返った。慣れてくると「(力加減は)最初は5、6割だったけど、最後は7、8割ぐらい」と自然と力が入った。

 リハビリは順調に進んでいる。森監督は「あいつは急がせない。3月、4月と(2軍で)ゲームをやりながら、5月にこっち(1軍)で十分」と焦らさない方針。小笠原は「3月中に実戦に戻っていきたい」と意気込んだ。【中日担当 宮崎えり子】