巨人ドラフト7位で台湾出身の廖任磊(リャオ・レンレイ)投手(23=開南大)が、1軍に初合流することが決まった。チームの新人では昇格一番乗りとなる。2月28日に2軍キャンプの全日程を終えて帰京。3日からの札幌遠征に同行し、オープン戦初登板の機会に備える。

 2度の実戦に登板し、2回を投げて無失点の内容を評価された。初登板となった2月23日の3軍との紅白戦では、最速149キロを計測。この日もブルペンで座った捕手に66球を投げ込み、仕上がりの良さを首脳陣に伝えた。「オフの前日なのでしっかり投げ込みました。ボールが内と外にそれなくなってきた」と手応えをつかむ。斎藤2軍監督は「荒れ球は特徴だけど、もう少しゾーンで勝負できれば」とさらなる成長に期待。2年目で育成の増田も1軍に昇格し、札幌遠征から同行する。