阪神が3月では異例、普段の約2倍近い4時間30分の長時間練習を敢行した。金本知憲監督のコメント。

 「キャンプで足りなかったとか、課題が出たところがあるでしょ? 今年はちょっと試合を多く入れて、隙間で足りないところを補っていこうと。今日はそういう日だった」。

 今季は外野、一塁で勝負するとみられていた中谷が、内野ノックで三塁に入った。

 「オレの指示じゃないよ」。

 「う~ん、どうやろな」と苦笑いした後、「長い目で見れば、やっといてもいいと思うけどな、オレは。彼の意思とか、守備コーチの意見も聞かないといけないけど。やるに越したことはないと思うよ」。

 右膝関節炎から復活を期す糸井が、甲子園での全体練習でスライディングを解禁。

 「トレーナーはなんて言うのかな。DHとかでもいいんじゃないかな」。

 高山が「右打ち指導」を受けた。

 「ポイントを前にして、しっかりたたいて、強い一塁ゴロ、強いライナーを打つ感じで。タイミングを早く取らないと無理だから、それでちょっとタイミングが良くなった」。

 「回が浅い時はいいんだけど試合中盤、終盤に来た時、自由に打たすだけではね。手だけじゃなしに、体もしっかりと右の方に踏み込んで打たないと。コツさえ覚えれば簡単よ」。

 「居残り特打は良かった。これで少しは右打ちも進歩してくれるでしょう」。