読売グループ本社の渡辺恒雄代表取締役主筆(90)が24日、都内ホテルで開催された「2017 読売巨人軍激励会」に出席した。

 主催者あいさつでは「ちょっとここに来る前に寂しいことがあったのは、今年は稀勢の里か、稀勢場所といわれたくらい、彼がさっき大けがをして、ひょっとしたら明日は休場じゃないかと」と、大相撲春場所13日目に左肩を痛めたとみられる新横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)を心配。そのうえで「あのけがを見て、巨人の選手がけがをするのが一番怖いです。日ごろの練習が、(終身名誉監督の)長嶋茂雄さんが英雄になられた理由であります。各選手諸君も日ごろ一生懸命、けいこ、練習に励んで頑張って備えてくれると思うが、今年はケガもせずに勝つ、勝ってもらいたい」と故障離脱ゼロを期待した。

 あいさつの最後に、オープン戦は4勝13敗で最下位に沈んでいるチームの現状にも言及した。「このオープン戦は、あれはわざと負けたんじゃないかとしか思えない、僕には。本当の力を発揮していないから負けたんだと。実戦にならんから、オープン戦は。それで(高橋)由伸君も手を抜いて、ほどほどにして、こんなところでケガしちゃいかんよということで、計算ずくで負けたんじゃないかと思っております。オープン戦を見て気落ちされたファンの方もおられるかもしらんが、そういうことはなく、3月31日の開幕(中日戦)以後、連勝街道を走ってくれることを皆さんと一緒に期待して、ごあいさつといたしたいと思います」と締めた。