阪神松田と藤川の速球派右腕2人が好救援を見せた。2日までの広島3連戦では力を発揮できなかった中継ぎ陣が、本領を発揮。まずは6回から藤浪の後を受けた2番手松田だ。最速146キロの直球で打者を圧倒し、2回を4奪三振無失点に封じた。続く8回は藤川。こちらも松田に負けじと最速145キロの直球にフォークを織り交ぜ3者連続三振を奪い、2人で3イニングを完全投球だ。

 松田は「まだ3試合なので、ここからもゼロで抑えて、内容もついてくるようにしたい」と気合を入れた。藤川も「負けたら意味がない。まだ春先なのでこれからしっかりやっていきたい」。2人の頼もしい右腕が中継ぎ陣をけん引していく。【梶本長之】