右内転筋筋挫傷のため2試合連続で欠場した日本ハム中田翔内野手(27)が出場選手登録を抹消された。この日は4日ぶりにグラウンドに現れた。

 打撃ケージに入り、スイング時の患部の状態を確認。外野フェンス直撃の打球も放った。「全然痛みもない。問題ないです」と、少しずつ症状は良化しているが、万全を整えるために今後は2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷でリハビリを開始する。見守った栗山監督は「あのくらい動けるけど(試合に)行かしていいのかという判断」と、苦汁の決断を下した。

 試合前練習が始まる前に球場を後にした中田は「(負傷してから)初めの3日間は監督も我慢して待ってくれた。でも、(負傷した)箇所も箇所なので再発したらもっと長引く。(復帰目標は)最短10日間で。有意義に使って、レベルアップして戻ってきたい。僕からしたら、10日間もいらないけどね」と、気持ちも切り替え、中田節も繰り出しながらチームを離れた。