阪神藤川球児投手(36)がわずか1球で負傷降板した。

 阪神-中日4回戦(甲子園)で6点リードの9回に登板。大島の打球をとっさに差し出した右手の親指付け根付近に当てた。すぐさまベンチ裏に下がり、そのまま交代。試合中にアイシングしながらクラブハウスに引き揚げた。患部の状態を問われ、「どうでしょう? 試合中なんで、ごめんなさい」とだけ話した。金本知憲監督(49)は「ちょっと投げる方の手にボールが当たって、多少、腫れがあったので、無理はさせられない」と説明。大事を取ってか? という問いに「そうですね」とうなずいた。藤川は開幕から6試合に登板し、1勝0敗、防御率2・84の成績を残している。