日本ハムが、かつての本拠地東京ドームで本塁打を量産した。ロッテ7回戦で球団タイ記録の1試合7発。打線の火付け役は大田泰示外野手(26)だ。2回に左中間へ先制2号ソロを放つと、5回には右中間へ3号2ランを運んだ。昨季まで在籍した巨人の本拠地で、真の覚醒を予感させるプロ9年目で初の1試合2本塁打。大きな流れに乗ったチームも今季最多13安打15得点を挙げ、大勝した。

 日本ハムが1試合7本塁打。チーム1試合最多本塁打のプロ野球記録は9本(過去4チーム)だが、日本ハムでは東急時代の50年、東映時代の71年にマークした7本に並ぶ球団最多。前身球団を含め3度ともロッテ戦で記録した。71年は作道、大下、大橋、張本、大杉の5者連続(プロ野球記録)が10回表に飛び出した延長戦。9回試合では50年以来67年ぶりとなった。