野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(45=日刊スポーツ評論家)。ソフトバンクと日本ハム、予期せず一方的な勝敗となった機微を指摘した。
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先週末の首位攻防戦は、ソフトバンクの2連勝だった。日本ハムに5連勝。両チームの戦力を考えると、正直、ここまで勝敗が偏るとは予想していなかった。
日本ハムからすれば、先発の伊藤は気の毒な面もあった。11日は、同点の6回1死満塁で牧原大に右前へ勝ち越し打。カウント2-2から低めのスライダーに、バットは動いた。
三振を取られても、牧原大は文句は言えなかったと思う。だが、スイングは取られずフルカウントとなった。満塁で歩かせられない。伊藤はスライダーを続けたが、直前の球より甘くなり、適時打とされた。そこから失点を重ね、勝負が決まった。
もちろん、ストライク、ボールの判定だけで勝敗が決まったわけではない。敗因は、ソフトバンク打線に打たれすぎたこと。12日も有原が6失点。いくら日本ハムの打線がよくても、これでは苦しい。
伊藤も、有原も、2試合続けてソフトバンクに打ち込まれた。なぜソフトバンクには打たれてしまうのか。確かに各打者の技術が高く野球をよく知っている。ただ、それだけではないはず。相手の研究が上回っているのか。あるいは、展開の中で向こうの流れに乗せられてしまっているのか。
いずれにせよ、バッテリーはもう1度、頭を整理して、冷静かつ大胆に攻める態勢を整えないといけない。次の対戦は交流戦前の最終カードで、1カ月以上も空く。他チームがソフトバンク打線とどう対戦するのかも見ていく必要がある。
一方で、ソフトバンクも決して万全とは言えない。藤井を欠く今季、ただでさえリリーフ陣が不安なのに、杉山が自ら骨折してしまった。防げるけがだっただけに悔やまれる。いるメンバーでどうやりくりしていくか。木村光のような新たな力の台頭が望まれる。
開幕5カードを終えソフトバンクがやや抜けているが、楽天も貯金1。まだ全く順位を気にする時期ではないが、2位につける。先週は、左肩の手術をへて早川が戻ってきた。11日のオリックス戦では、力感のないフォームから真っすぐに力があるので、変化球も生きた。
打線はボイト、マッカスカーの両外国人は抜けても、よくつながっている。今週は、まずソフトバンクと当たる。状態のいい両チームの対戦に注目したい。(日刊スポーツ評論家)




