ヤクルト小川泰弘投手(26)が自身も驚くプロ初のマルチ安打を記録した。

 2回2死一塁に第1打席が回ってくると、中日又吉にくらいつきカウント2-2からの6球目を引っ張った。痛烈な打球は左前で跳ね、1安打目。続く4回には2死走者なしから同じくカウント2-2からの6球目、141キロ直球を引っ張り、三遊間を破った。

 その後の打席は三振に倒れたが4打数2安打の活躍に「まぐれですね。でもしっかり振っていこうと思っている。振られたらピッチャーは嫌。プレッシャーをかけていけたら」と話した。

 投げては8回3安打1失点の好投だったが、9回に守護神秋吉が逆転3ランを浴びて4勝目はならなかった。