首位の日大国際関係が、逆転サヨナラ勝ちでリーグ戦4季連続優勝を飾った。

 連勝でプレーオフ進出の可能性を残していた2位の東海大海洋を撃破。15日の最終戦を待たず、勝率1位が確定した。

 1-2で迎えた9回裏無死一、二塁。送りバントをせずにエンドランを仕掛け、1死二、三塁とチャンスを広げた。「勢いの力を見せてやろうと、勝負をかけました」と和泉貴樹監督(62)。

 ここで期待通りに五十嵐雄太内野手(4年)が初球を中前に運び、一気に2者が生還してサヨナラ勝ち。仲間にもみくちゃにされたヒーローは「甘い球がきたらいこうと思っていた。(打球が)どこに飛んだかも覚えていません」と興奮気味に振り返った。

 ソフトバンク小沢怜史投手(19)の兄拓馬投手(3年)も勝利の立役者となった。5回途中から3番手で登板し、4回を1安打無失点。好リリーフで流れを引き寄せ「なんとか0で抑えられて良かったです。今日はチームの力になれたと思います」と笑顔を見せた。

 5月27日には明治神宮大会出場をかけ、静岡、岐阜、三重の3県の優勝校で争う東海地区大会に臨む。

 五十嵐は「リードされていても、みんなで声を出して盛り上げて、しっかりと決めたいです」と、過去3大会連続で跳ね返されている「東海の壁」突破を誓った。