最下位に苦しむロッテが11カードぶりにカードを勝ち越した。

 1-2の8回2死一塁で、鈴木大地内野手(27)が逆転の5号2ランを放った。カウント2-1から、楽天岸のスライダーを引っ張り、ライナーで右翼席へ運んだ。

 この日は、岸から3安打。「素晴らしい投手。守りに入ったら、打つチャンスは少なくなる。攻めていかないといけないと思ってました。1打席目から、見ようと思った球は1球もありません」と振り返った。

 お立ち台では「とにかく、目の前の1試合、1打席に一生懸命やるだけ。ここからです」と話した。

 伊東監督は「大地がよく打ってくれた」とねぎらった。久しぶりに勝ち越したが「まだまだ、借金(19)は山ほどある。今年は福岡から始まって、どん底になった。3つ取れるよう、カツを入れます」と、次カードのソフトバンク戦へ意気込んでいた。