まさかの失投で勝ち越しを許した。ヤクルトの2番手ジョシュ・ルーキ投手(32)が敬遠球を暴投してしまった。

 同点となった7回2死二、三塁でバッテリーが選択したのは敬遠策。捕手中村が立ち上がり、ボール球を要求した。異変は2球目。投じた球が高めに浮き、中村が危うい体勢になりながら捕球した。球場がざわつく中、投じた3球目。投球は左打者のバッターボックス後ろに立って待つ中村のミットをかすめて、頭上を通過。バウンドしてバックネットの金網にガシャンという音ともに直撃する間に三塁走者高山が生還し、勝ち越しを許した。

 敬遠からの暴投にベンチで戦況を見つめていた真中監督もあぜんとした表情だった。