ルーキのまさかの敬遠暴投でヤクルトの連勝が止まった。7回、敬遠球の2球目が上ずりヒヤリ。その直後の3球目が抜け、バックネットに達した。捕手の中村は「座って敬遠でも良かったが、いつも立って敬遠していた。苦じゃないと思っていた」と悔いた。

 伊藤投手コーチは「(立っての敬遠が)上手ではない。2球目を見て座らせた方が良かったかな」と指示の徹底不足を反省した。試合後、ルーキは「ノー」と報道陣の質問をさえぎり、球場を後にした。

 ◆過去の主な敬遠暴投 阪神の小林繁は82年開幕戦での大洋戦、9回に2-2と追いつかれると、なお2死一、三塁のピンチで高木嘉を敬遠しようとしたが、3球目が暴投になりサヨナラ負けを喫した。最近では、13年にDeNA三嶋がオリックス戦で伊藤を敬遠中に、昨年には同じくDeNAの小杉がヤクルト戦で山田を敬遠中に暴投し、失点した。