日本ハムから中日へFA移籍した大野奨太捕手(30)が26日、札幌市内にある日本ハムの球団事務所を訪れて退団のあいさつを行った。「9年間、お世話になりましたし、(今季まで4年間)選手会長もやらせてもらって、球団関係者の皆さんに本当にいろいろ助けてもらい、サポートしてもらったので。なかなか、あいさつする機会がなかったので、こういう時間をいただいてあいさつさせていただきました」と、感謝の気持ちを日本ハム球団へ伝えた。

 来季からはリーグも違う新天地でプレーする。「僕の今の目標としては、ここ(球団事務所に隣接する札幌ドーム)で日本シリーズを戦うことなので、一緒に戦えるように頑張ろうと、声をかけていただきました」と、古巣と日本一を争うことを目標に掲げた。

 中日大野奨としては、来年1月下旬に入団テストを受けることが決まった松坂大輔投手(37)の去就も気になるところ。「学べるところも多いと思う。一緒にやれるのであれば、必ずチームにとってプラスになると思う」と、期待した。