キャンプ2軍スタートの広島ドラフト1位中村奨成捕手(18=広陵)が6日、宮崎・日南市の東光寺球場で初の屋外フリー打撃に臨んだ。マシン以外に佐藤、横山との対戦を含めて26スイングし、9本の安打性。柵越えはゼロに終わる「ほろ苦発進」となった。

 「狭い所で打っていたので、広い場所で打つのは感覚が違った。ミスショットが多かった。あまり良くないですね」。左翼フェンス直撃の飛球もあったが、全体的に振り負けてのポップフライが目立った。チームは4日まで山口・岩国などでキャンプを行い、打撃は室内のみだった。

 期待された1発は出なかったが、守備では強肩を披露。またブルペンで新人3投手の球を受け、気づいたことを言うなど積極性もあった。「本格的に始まったのでやってやろうという気持ち。1軍に上がれるように頑張りたい」と意気込んだ。