阪神が西武に完封負けして4連敗、借金1で再びBクラスに転落した。

 4戦全敗の交流戦でタイムリーは1本しか出ておらず、深刻な貧打がまた浮き彫りになった。金本知憲監督のコメント。

 「力のある投手だけど。あまりにも打てなさすぎるわな。もう何試合? 50試合くらいやっているやろ。ちょっと打てなさすぎるわね、打線は…。投手がかわいそうですよ、いい加減にしないと」。

 5回、空振り三振に倒れたロサリオについて。

 「ロサリオなんか(バットに)当てれば1点入るんだから。彼はいま、全部、見失っている。せめて、あそこはセカンドゴロ、ショートゴロ、サードゴロでもいいんだから。考えてくれないとね。こっちも指示を出している。内野が後ろに下がっているというね」。

 江越は初球ストライクの後、2球目が中途半端なセーフティースクイズになりファウル。足元へのスライダーに空振り三振。

 「(サインの)見落としは間違いない。そういうところが大事になってくる」。

 左肩の不調で1カ月ぶりに1軍戦登板した菊池対策で4番DHに原口を入れるなど、右打ちを8人並べるオーダーを組んだが不発。

 「相手も二、三塁に走者がいたときはエンジンをかけてギアを入れ替えてくる。こっちも何か普段と違うものを出さないと、得点圏では」。

 

 その他の一問一答は以下の通り。

 -菊池につけ入るスキはあったと見ているのか

 金本監督 得点圏に置いてからでしょう。今日ならタイミングを早く取るとか、コンパクトに行くとか、力むんじゃなしに、より高い集中力を出すとか。あまりにもひどいから。打線が。

 -5回には打者江越の時にセフティースクイズも

 金本監督 なんか手を打たないと。(手を)打っているんだけど、1人1人が何か意識を変えないと。投手がかわいそうですよ、いい加減にしないと。