ヤクルトが新外国人投手としてメキシカンリーグ・ティファナ所属の米国出身の右腕ジェイソン・ウィリキデス投手(35)の獲得に動いていることが10日、分かった。

 米メジャーでの登板はないが、制球力が武器でリリーフ経験が豊富。今季も20試合で被本塁打は1と少なく、0勝0敗8セーブ、防御率2・29だった。

 ヤクルトは今季、中日からジョーダン・アルメンゴ投手(31)を獲得したが下半身のコンディション不良で1試合も登板せず、医師の診断を受けるために4月28日に渡米。このまま退団が決定的だ。先発の駒不足を解消するために守護神候補だったカラシティーを配置転換する予定でリリーフ陣の強化が急務だった。

 メキシコではヤクルト入りが決定したとの報道もあるが、今月中旬から始まる同リーグのプレーオフ終了後に交渉を本格化させる模様だ。

 ◆ジェイソン・ウィリキデス 1982年9月12日、カリフォルニア州生まれ。05年にアリゾナ州立大からドラフト17巡目でダイヤモンドバックス入団。メジャー昇格経験はなく、16年からメキシカンリーグのティファナでプレー。今季は0勝0敗8セーブ、防御率2・29。183センチ、79キロ。右投右打。