オリックスが大型補強を敢行した。ダイヤモンドバックスからフリーエージェントとなっていたアダム・ジョーンズ外野手(34)と正式契約目前であることが10日、分かった。MLB通算282発と抜群の実績を誇る大砲が加入すれば、得点力不足の課題解消にメドが立つ。
この日、大阪・舞洲の球団施設で取材に応じた森川秀樹球団本部長は「交渉はしてます。ただ、まだ契約締結には至っておりません。最終的に決まった段階で発表させていただきます。そう時間はかからないのではないかと思います」と交渉が詰めの段階であることを認めた。ジョーンズ側と大筋で合意に達している模様で、早ければ11日にも正式契約を発表する可能性がある。
ジョーンズは11年から7年連続で20本塁打以上を記録するなどメジャー14年間で通算1939安打、282本塁打を記録。今季はダイヤモンドバックスでプレー。137試合で打率2割6分、16本塁打、67打点と「レギュラー格」の活躍を見せた。同本部長は「実績から言うと期待度の極めて高い選手」と言う。今オフの野手補強では、アデルリン・ロドリゲス内野手(28=パドレス傘下3A)も契約合意が間近。今季はリーグ最下位の打率2割4分2厘、544得点と貧打に苦しんだが、大物助っ人獲得で低迷脱出を図る。
◆アダム・ジョーンズ 1985年8月1日、米カリフォルニア州生まれ。03年ドラフト1巡目(全体37位)でマリナーズ入団。06年デビュー。08年オリオールズ移籍後は主力として活躍し、球宴5度選出、ゴールドグラブ賞4度、13年シルバースラッガー賞。昨季6年契約を終え、今年3月にダイヤモンドバックスと1年300万ドル(約3億3000万円)で契約。メジャー14年間で通算1939安打、282本塁打、945打点。13、17年WBC米国代表。188センチ、98キロ。右投げ右打ち。
【オリックス20年の予想オーダー】
1番二塁 福田
2番中堅 宗
3番左翼 吉田正
4番右翼 ジョーンズ
5番DH ロドリゲス
6番一塁 モヤ
7番三塁 中川
8番捕手 若月
9番遊撃 安達