ヤクルト真中満外野手(37)度会博文内野手(36)が29日、今季限りでの現役引退を表明した。

 真中は93年に入団し、ヤクルトひと筋16年。シュアな打撃で01年の日本一に貢献するなどし、昨季は代打による最多安打日本新記録(31安打)も樹立した。今季は出場機会が激減し、5月2日に1軍選手登録を抹消されて以降は2軍生活が続いていた。引退を決意したこの日、「大変お世話になりありがとうございました」とコメントした。

 度会は94年に入団。ムードメーカーと貴重な存在も、今季は2打数無安打だった。「いい野球人生をおくらせていただき、感謝しています」。未発表の今季ホーム最終戦で両選手の引退セレモニーが行われるほか、来年の球団への残留も打診されている。