<横浜2-0中日>◇5日◇ハードオフ新潟

 あまりに覇気のない戦いぶりだった。ランドルフに毎回の15三振を喫し、中日は4月末から5月に記録して以来の4連敗。落合博満監督(55)は敗因など語る価値もないという風情で、報道陣の問い掛けを無視して球場を去った。

 相手ベンチが先発投手を書き間違えたため、ランドルフは1回1死から登板した。「書き間違えは知っていた」と中日ナインに動揺はなかったが、いきなり荒木、森野が連続三振。2回無死二、三塁の好機では小池、英智、小山が連続三振した。「打てる球が来るまで我慢しないと、という意識はあった」と石嶺打撃コーチは選手をかばったが、序盤からボール球に手を出し、制球難の癖がある左腕を楽にしてしまった。

 送りバント失敗など、つまらないミスもあった。順位表に目をやれば、優勝する可能性も3位転落の可能性も低い状況。戦いの目標を見失ったと受けとられても仕方のない内容だった。

 [2009年9月5日22時18分]ソーシャルブックマーク