<セCS第1ステージ:中日2-3ヤクルト>◇第1戦◇17日◇ナゴヤドーム
7回、2点のリードを保っていた中日ベンチにとっては思いも寄らない展開が待ち受けていた。
6回まで1安打で二塁も踏ませない快投を見せていた中日チェンが、突如崩れた。先頭の田中に直球を簡単にはじき返されて二塁打とされると、1死三塁で青木に左前適時打を浴びる。さらに続くデントナには「甘く入ってしまった」というスライダーを完ぺきにとらえられ、特大の逆転2ランを許した。
序盤は自慢の直球がよく走った。ヤクルト打線が狙い打っても前に飛ばないほどの威力があり、6回まで1安打8奪三振。しかし150キロを超えていた球速が5回ごろから140キロ台中盤に落ちるなど、暗転への伏線はあった。大一番での精神的な弱さが課題と自認するチェンは「普段通りに投げたい」と話していたが、結果的には立ち上がりの気負いが“ガス欠”につながってしまったようだ。
森バッテリーチーフコーチは「あいつは、ああいうところがなくなればもっと勝てるんだろうが。(ヤクルトの)石川はあれだけ打たれても2点に抑えただろ?」と不機嫌そうに早口でまくしたてた。必勝を期した第1戦を落とし、中日が土俵際に追い込まれた。
[2009年10月18日2時42分]ソーシャルブックマーク



