台湾政府は2日、賭博に絡む八百長事件などで混乱している国内のプロ野球に対し、事態の正常化を図るため、20億台湾元(約58億円)の公的資金を投入することを発表した。馬英九総統は「この4年間で選手の数を増やし、野球に関心を抱く若者のために資金を出していく」との声明を発表。

 政府首脳によれば、野球人気の回復を図る狙いがあるという。台湾の検察当局によれば、昨年は222人が野球賭博行為に関与。観客動員は大幅な減少が続いている。

 [2010年1月2日17時8分]ソーシャルブックマーク