巨人岡崎郁ヘッドコーチ(49)が23日、来年2月の春季キャンプでは主力ベテラン選手を特別扱いしない考えでいることを明かした。ここ3年は主力組のA、若手主体のB、育成&リハビリ組のCの3班制だったが、来春は1、2軍制を復活させる。ジャイアンツ球場での育成冬季キャンプを視察後、「1軍がガンガン(練習を)やることになる。1軍の中で別メニューとか、自分のペースでやっていいという選手はいない」と明言。例年、小笠原、阿部らベテラン勢は独自調整で練習のペースを上げていく。今回このスタイルをとる選手は、主力クラスといえども2軍スタートということになる。

 またヘッドコーチとして、1、2軍の垣根なく、積極的に選手のチェックを行う。「僕の中に1軍、2軍で上下という考え方はない。全部の選手を把握することが仕事」。全選手の力をこれまでの実績に捕らわれず、キャンプでの練習から平等に判断していく意向だ。

 [2010年12月23日22時29分]ソーシャルブックマーク