日本ハムのドラフト1位斎藤佑樹投手(22=早大)が12日、都内の施設で自主練習を行い、東日本大震災に心を痛めていることを明かした。予定されていた全体練習は、球団の意向で自粛され、希望する選手だけで都内、2軍の鎌ケ谷などの施設を利用して体を動かした。斎藤は13日に予定されていたオープン戦初先発の横浜戦(横浜)が中止になってしまったが、宮城など甚大な被害に遭った方たちを心配。「野球ができないことは残念ですが、宮城の人たちのことを考えれば…」と、自分の身に置き換えて沈痛な表情で語った。14日から全体練習が再開される予定で、再始動する。調整に狂いは出たが、悲痛な思いを胸にしまい込んで再出発を切る。