西武の一部の外国人選手が東日本大震災の影響で起きた原発事故による放射能被害の不安を訴え、一時帰国を希望していることが16日、分かった。球団側は現時点では認めない方針を示している。

 西武の前田康介球団本部長は「体には影響はないので、今のところ許可する予定はない」と説明。昨季、抑え投手として活躍したシコースキー投手は「何も知らない。何も決まっていない」と話すにとどめた。

 横浜はリーチ投手、ハミルトン投手、ブランドン投手、ハーパー内野手、スレッジ外野手が17日に一時帰国すると発表した。22日に再来日する予定。尾花高夫監督は「地震なんてほとんど経験したことのない人たち。仕方がない」と選手本人や家族らへの配慮を示した。(共同)