<広島5-4巨人>◇14日◇マツダスタジアム

 広島選手会長の石原慶幸捕手(31)が思わずガッツポーズした。1点を追う9回。1死満塁から巨人ロメロの暴投で同点に。さらに2死後、再び満塁の場面で打席に入ると、その初球が左手首に当たる死球で押し出しサヨナラ勝ちとなった。お立ち台で「え~、僕でいいのかどうか迷いましたけどチームが勝てて良かったです。みんながつないでくれたチャンス。それまで自分自身、打てていなかった。体に当たって、ホント良かった」と喜びを爆発させていた。今季初の3連敗を阻止する貴重な勝ち星。野村監督も「ここ数試合、イヤなムードだった。辛抱しないといけないというところで勝てたのは大きい」と胸をなでおろしていた。