<楽天2-2横浜>◇9日◇Kスタ宮城

 横浜が土壇場で追いついて、単独最下位転落を免れた。楽天投手陣の前に8回までゼロ行進。先発加賀が2点を奪われ、敗色濃厚で迎えた9回無死一塁から、ハーパーの同点2ランで、何とか引き分けに持ち込んだ。

 尾花高夫監督(53)は、「(ハーパーは)よう打ってくれたね」と今季初めて7番に据えた助っ人の同点弾をたたえた。それでも、新加入の中村を3番で起用した打線が、毎回の13三振。序盤から何度も好機をつくりながらも、あと1本が出なかった。結果的に、打順を下げたハーパーのアーチで負けず、新オーダーがはまった形にはなったが、表情はさえなかった。