左アキレスけん断裂で今季絶望のオリックス北川博敏内野手(39)が4日、術後初めて公の場に姿をみせた。神戸市内の合宿所「青涛館(せいとうかん)」を荷物整理のため訪れ、松葉づえをつきながら「今日、病院行ったら傷口がまだやから抜糸はできなかった。でも今日から装具を着けて、だいぶ歩きやすい」と語った。

 7月中は安静が必要で「家の近くで酸素カプセルのある場所を探す。早く治るみたいやし。先は長い。じっくりやります」と長期戦を覚悟。「現役をやらしてもらえるなら秋季キャンプには行きたい」と来季復帰へ強い意志をみせた。

 北川は6月26日ロッテ戦(QVCマリン)の7回に左翼線へ安打を放ち、一塁から二塁に向かう途中で負傷。同27日に左アキレスけん断裂と診断され、縫合手術を受けた。全治は6カ月となっている。