巨人白石興二郎オーナー(65)が22日、川崎市のジャイアンツ球場を初めて視察した。選手寮、室内練習場、ウエート室など精力的に回り、自身もキャッチボール、ティー打撃を行うなどした。新人、育成選手に対して行った訓示は以下の通り。

 「新人、若手諸君の底上げがないと、V2、V3はおろか、V10は望めない。これから伸びていくみなさんは十分自覚していると思う。先日、OBから話を聞いたが、共通しているのは、自分たちがいかに精進、努力したか、ということだった。諸君ら若い選手が日々精進して、名選手、スタープレーヤーに一歩でも二歩でも近づいて、一軍の舞台に上って活躍してくれる日ができるだけ早く来ることを祈っている。一にも二にも努力、これなくして長嶋、王も誕生できなかったと思うし、松井も向上できなかったと思うので、諸君らが先人たちの後を継いで、この立派な練習場を活用しながら努力してくれることを期待している」。