<DeNA沖縄・宜野湾キャンプ>◇1日◇宜野湾市立球場

 めんそ~れ!

 中畑清新監督(58)率いるDeNAキャンプが始まった。初日の模様を沖縄・宜野湾からリポート。<16時54分>

 即席のサイン会を終え中畑監督が車で球場を引き揚げた。中畑監督のキャンプ初日が終了。<16時50分>

 練習終了。球場出口での囲み取材に応じ「監督って感じがしない。チームを見るのが楽しくて。このユニホーム着てやるのは楽しいな、充実してるなって感じがした。特守をした筒香と内藤がホテルに帰って風呂に入って、ああいい練習したなって思ってくれたら最高だな。良かったなあ、今日はこのぐらいで。よ~お!」と最後は報道陣と一本締め。その後ファンにサイン。妊婦から安産祈願されお腹を触って「産まれますように!」と祈願。「血管2本切れたぞ」と言うほどの気合を見せた。<16時35分>

 特守の視察を終えて再び本球場に移動。筒香の守備に「見ていて気持ちいいでしょ。プロは格好良く見せなきゃ。上手いとファンが喜んでくれるからね」。中畑監督も現役時代は見せるプレーが持ち味だったのでは?

 と問われると「短い時間だったけどね。一番ずるい生き方。でも反省していません」と笑わせた。さらに「いい吸収(九州)。ここは沖縄、ナハ(那覇)」と親父ギャグを披露。再び報道陣から笑いを取った。<16時15分>

 筒香と内藤の特守が佳境に入る。筒香の好プレーに「うまくなったなあ。格好いいよ。後でサインして」。中畑監督の提案で当初は20分で終わる予定が倍に。「10本ノーエラーで終わり」と中畑監督がノッカーの白井コーチに指示を出すと筒香が「1人ですか?」。「1人に決まってるじゃないか。今日中に帰ろうぜ~」と中畑監督。見学のファンには「いいプレーには拍手してもらえますか。盛り上がってきますから」とリクエスト。10分後に終了。<15時50分>

 中畑監督がサブグラウンドに移動。筒香と内藤の特守を見守る。「ここからが本物だぞ」などハッパをかける。<15時35分>

 中畑監督の会見が終了。「初日としては120点をあげたい。でもノックは10点。芯に当たらないんだもん」。会見後は再びグラウンドに出て特打をチェック。<15時20分>

 中畑監督の会見がスタート。<15時>

 全体練習が終了。中畑監督はコーチミーティングに参加。この後、共同記者会見。<14時55分>

 中畑監督が筒香に打撃指導。「おまえのいい顔ってどんな顔だ?」。筒香が笑顔を浮かべると「そうだよ!その笑顔だよ」と満足。<14時15分>

 中畑監督が鼻をかむ。「体が弱いんだよ、俺」。その後、フリー打撃を終えたラミレスと話し込む。<13時45分>

 中畑監督がダンス。フリー打撃のBGMで流れたフォルテシモのリズムに乗って振り付け。マイクがあったら歌い出しそうな雰囲気でノリノリ。もちろん踊っているだけではなく、ひちょりの打撃も熱心に指導。<13時35分>

 2度目のブルペン視察を終えた中畑監督が本球場に戻る。期待の国吉について「いいボールを投げていた。ああいうタイプはきれいにまとまるより怖さがあった方がいい」。快晴の青空を見上げ「この天気!今日で終わったりして」とおどけた。報道陣の数は160人を超えた。<13時20分>

 室内練習場でラミレスが通訳を交え、吉村をマンツーマン指導。見本を示しながら「スロー、クイック。スロー、クイック」と熱血指導。<13時>

 午後の練習がスタート。中畑監督はフリー打撃をチェック。<12時40分>

 中畑監督がブルペン視察を終える。声を掛けた山口について「(ブルペンに入る前の)練習に手抜きが多い。それを無くせば抑えの失敗もなくなるという話をした。今日のボールは良かった」と説明。また選手の顔は覚えたかという質問には「ピッチャーはまだ。でも野手は覚えた。クイズ行くか?」。「8番は?」の問いに「筒香!」と答えたが、今季から背番号変更で筒香は25。正解は中日から移籍の小池でした。本球場に戻ってランチタイム。巨人時代の同僚で評論家の鹿取義隆氏とお昼ご飯を食べた。<12時30分>

 大魔神佐々木氏がブルペン視察を終え、囲み取材に応じる。「これだけマスコミの人やファンが多いと選手のやる気も違うでしょ。去年と全然違う。若い選手が多いし楽しみですね。OBなんで初日に来ました」。<12時20分>

 中畑監督がピッチング練習を終えた山口を呼び話し込む。山口は「監督と話したのは初めて。すごい気さくな方だと思っていましたが、ユニホームを着ると目付きも違うし、付いていって間違いない方だと思います」。<12時5分>

 中畑監督が本球場からブルペンへ移動。山口、ハミルトンらのピッチングをチェック。<11時45分>

 大魔神現る。日刊スポーツ評論家の佐々木主浩氏がグラウンドに。中畑監督と談笑。<11時28分>中畑監督、初ノック。国吉、須田ら投手陣6人に約50本のノックを浴びせる。<11時10分>キャッチボール開始。<10時55分>

 ウオーミングアップ終了。スパイクに履き替えての短距離ダッシュを見ながら中畑監督が3度目の囲み取材。「選手の苦しい顔見るのはいいなあ。みんな、朝より反応が速くなってきた。スパイク履いてこれだけ動ければいいね。上等、上等。じゃあ、お茶を飲むか」(爆笑)。<10時30分>

 練習開始。ウオーミングアップ。中畑監督はグラウンドをチェック。<10時20分>

 練習開始を前に中畑監督の提案で投手、野手1人ずつがその日の目標や意気込みをスピーチすることに。まず指名を受けたのは筒香と国吉。筒香が「チームのために精いっぱい頑張りたいと思います」と無難なあいさつをすると中畑監督がすかさずダメ出し。「ひちょり、いいのか?」と森本に声をかけると「アウトです」とNG。「じゃあ、ひちょりが見本を見せてやれ」と中畑監督が森本を指名。森本が「去年はまったく不甲斐ないシーズン。今年は3倍くらいの気持ちで頑張ります。チームのいい起爆剤になりたい」と話すと中畑監督から「OK!」と合格サイン。ただし中畑監督は「選手のあいさつには全員が反応しようや。反応がないのは嫌。反応して繋がっていくのが大事。細かいことかもしれないが、みんな大人なんだから、あいさつしたらきちっと反応することを強く思って欲しい。分かったな!」と選手に初のゲキ。しかしこのゲキに「ハイ!」と反応したのは高木豊ヘッドコーチだけ。中畑監督、思わずよろめく。<10時5分>

 集合写真撮影を終え早くも2回目の囲み取材。実はまだ練習は始まっていない。「全員揃ってこのユニホームでいると仲間意識が出るね。ずっとやっている気分になる。ユニホーム効果かな。早く選手の名前を覚えないと。選手の名前が出てこないとムッとされる。歳をとると鈍くなるんだよな。明日までには全員覚えます」。<9時20分>

 ホームベース付近に全選手が集まり安全祈願。「ケガなくシーズンが終わりますように」とお祓い。<9時13分>

 中畑監督が練習前に早くも1回目の囲み取材応じる。「今の気持ちは?」と問われ「やっちゃる!文句あるか」とキヨシ節さく裂。<9時8分>

 中畑監督がグラウンドに登場。「暑いのでジャンパーを脱がさせてただきます」と上着を脱いで背番号70のユニホーム姿を初披露。「脱いだからといって何も気分は変わりません。回れ、右。OK!」。テレビカメラ10台。報道陣の数は100人以上。スタンドの約20人のファンからも「中畑監督~」と声援が飛んだ。<8時43分>

 中畑監督が球場到着。テレビカメラ5台など約50人の報道陣がお出迎え。「おはようございます。もう、何回もここに来ている感じだな」と笑顔。顔写真撮影を行う。<8時40分>

 中畑監督が車で宿舎を出発。<8時30分>

 高木豊ヘッドコーチが高田GMとともに球場入り。<6時10分>

 「ハマの番長」こと三浦が期待の若手、国吉とともに早朝散歩に出発。まだ日の出前、星空の下、約30分、宿舎周辺を「番長散歩」。報道陣15人も参加。「気持ちが引き締まっている。ワクワクしています」と番長。DeNAでは全員での朝の散歩はなく各自が自主的に行っている。高田GMも別コースを散歩。

 ◆中畑清(なかはた・きよし)1954年(昭29)1月6日、福島県生まれ。安積商(現帝京安積)から駒大を経て75年ドラフト3位で巨人入団。3年目から高田繁(現横浜GM)の後の三塁手として1軍定着。81年に一塁転向。82~88年ゴールデングラブ賞。球宴出場6度。労組日本プロ野球選手会初代会長。通算1248試合、打率2割9分、171本塁打、621打点。89年引退。93、94年巨人1軍打撃コーチ。04年アテネ五輪では日本代表ヘッドコーチ。10年「たちあがれ日本」から参院選出馬も落選。2011年12月、DeNA監督に就任。2年契約。

 【キャンプ日程】<1軍=沖縄県・宜野湾市立野球場>2月1日(水)~2月28日(火)◆休日=6日(月)13日(月)20日(月)24日(金)<練習試合日程>◇2月16日(木)対日本ハム(13時=名護)◇2月18日(土)対楽天(13時=宜野湾)◇2月19日(日)対オリックス(13時=宜野湾)◇2月21日(火)対韓国ハンファ(13時=宜野湾)◇2月23日(木)対韓国起亜(13時=宜野湾)※2月25日(土)対巨人(13時=那覇)※2月26日(日)対日本ハム(13時=宜野湾)◇2月28日(火)対阪神(13時=宜野湾)※はオープン戦<ファーム=沖縄県・嘉手納野球場>2月1日(水)~2月19日(日)◆休日=7日(火)14日(火)※2月21日(火)~2月29日(水)まではベイスターズ球場にて練習