<ヤクルト7-6阪神>◇29日◇神宮

 阪神能見篤史投手(33)が2発に泣いた。3回までヤクルト打線をノーヒットに抑えていたが、4回、安打と四球で1死一、二塁からウラディミール・バレンティン外野手(27)に19号3ランを浴びた。さらに5回には中村悠平捕手(22)にプロ初アーチを献上。制球にも苦しみ、6回を投げ3安打しか許さなかったが、そのすべてが4失点につながった。能見は「(バレンティンの)本塁打は仕方ない。甘い球じゃなかったし、うまく打たれた。その前の四球がいけなかった」と悔やんだ。5点を先制したものの、能見降板後に救援陣もつかまり、まさかの逆転負け。4連敗で借金は今季最多の「4」となった。