<阪神3-2ヤクルト>◇14日◇甲子園

 阪神鳥谷敬内野手(31)のバットが、激戦に終止符を打った。延長10回、2死一塁。規定の3時間半を超え、引き分け寸前のチームを救った。冷静にボールを見極め、3ボール1ストライク。外角高めの直球を逆方向に運んだ。「3ボール1ストライクになった時点で、外の甘い球が来たら行こうと思っていた」。ボールがフェンス際を転々とし、一塁走者大和の生還をアシスト。クールなキャプテンが試合を決めた。