日本ハム吉川光夫投手(24)が21日、パ・リーグ最優秀選手に輝いた。都内のホテルで記者会見し、「選んでもらえて、うれしい。リーグで1人しかもらえないので光栄です。僕が選ばれていいのかなというのが本音」と喜んだ。

 入団6年目の今季は14勝5敗の好成績でチームの3年ぶりとなるリーグ制覇に貢献。防御率1・71で最優秀防御率のタイトルも獲得した。日本ハムの選手でMVPを受賞するのは09年のダルビッシュ有投手以来3年ぶり7度目(6人目)。「今年の結果だけじゃなく、続けていかないといけないと、家族みんな思っています」と、来年のさらなる飛躍も誓った。

 吉川は昨年まで3年間、勝ち星から見放されていたが、前年0勝の投手の受賞は両リーグを通じて初めて。パ・リーグの左腕投手で24歳シーズンでの受賞は最年少となった。