<阪神1-6DeNA>◇13日◇甲子園

 DeNAが1回の猛攻で主導権を握った。1死二塁から、今季初スタメンの多村仁志外野手(36)が先制の中前適時打を放ち、阪神の連続無失点記録を41イニングで止めた。多村は「タケ(石川)が出て、ウッチ-(内村)が送ってくれて、いい場面を作ってくれました。いい仕事ができて良かった」と振り返った。

 1点を加えた2死一、三塁からは荒波が右前打、続く鶴岡が右翼線二塁打と、連続適時打で2点を追加。荒波は「カウントが2ボールだったので、ストライクを思い切って振っていこうと思っていました」。鶴岡は「勢いに乗って打てました。ただ今は藤井をしっかりとリードすることで頭がいっぱいです」と、振り返った。

 さらには2死二、三塁から投手藤井の平凡な二ゴロを西岡がトンネル。この間に走者2人が生還し、この回、一挙6点を奪った。